おやつの袋を開ける前に、裏側をくるりと返します。かわいい形や食べやすそうな大きさの次に、エネルギーの表示にも目を向けてみませんか。
犬のおやつの量は、「小さいから二つ」「昨日と同じ個数」といった見た目や個数だけでは決められません。今回は、一般的な考え方と、愛犬に合う量を相談するときの準備をご紹介します。
まずは、カロリーの表示を確かめる
WSAVA(世界小動物獣医師会)は、市販のおやつにカロリーが表示されていなければ、製造元に確認するよう案内しています。[1]
表示があったら、数字だけでなく「1個当たり」「100g当たり」などの単位も一緒に見ます。単位の違う数字を、そのまま比べないことが出発点です。分からない表示は、袋の写真を残して問い合わせると伝えやすくなります。
「10%未満」は、個数や重さの割合ではありません
WSAVAは、おやつを犬が1日に取るエネルギーの10%未満に抑える考え方を示しています。[1]これは、ごはんの重さの1割や、食べものを10個並べたうちの1個という意味ではありません。
また、この目安だけでは、愛犬が何個食べてよいかは決まりません。1日に必要なエネルギーや、おやつの種類・量は、獣医師を含む診療チームに相談します。主食を自己判断で減らせばよい、という話でもありません。
一日の「ちょっとずつ」を一緒に書く
おやつを多く与えると、主な食事とのバランスを崩したり、意図しない体重増加につながったりすることがあります。おやつを食事の代わりにしないことも大切です。[1]
ここからは編集部からの整理案です。相談の前に、次の項目を分かる範囲で一つのメモにまとめてみましょう。
- いつもの食事:商品名と、実際に用意した量を残します。
- 食事以外に食べたもの:おやつの名前、分かる範囲の量や個数、与えた人を書きます。
- 表示の写真:エネルギーの数字と単位、原材料が読めるように撮っておきます。
- 相談したいこと:何回に分けたいか、表示のどこが分からないかなどを短く書きます。
正確に覚えていない項目は、推測で埋めず「不明」で構いません。家族と暮らしているなら、それぞれが用意した分も合わせて確認してみてください。
体質や治療中の食事があるときは、先に相談を
持病、食べものへの過敏さ、獣医師が指定した食事などによっては、一般的なおやつが適さない場合があります。新しく追加してよいか分からないときは、先にかかりつけの獣医師へ相談してください。[1]
愛犬との時間は、毎回食べものを用意しなくてもつくれます。近くに座って見守る日があってもいい。量を迷うときは袋を開ける前に一度確かめ、その子に合う楽しみ方を考えていきましょう。
食べものだけに頼らない時間の話は、一日がひと段落したら、きみとのおやつ時間。もどうぞ。
本記事は一般的な情報提供です。個々の犬の必要エネルギー、給与量、疾患別の食事を指定するものではありません。MOGPOKKE for Pets 編集部が記事を作成しました。獣医師による本記事の監修は受けていません。資料確認日:2026年10月22日。
[1]参考資料:WSAVA Global Nutrition Committee「Feeding treats to your dog」(2024年6月版、1〜2ページ)

